集中仕入 (セントラル・バイイング)

複数店舗を有する小売業で、本部側が一括して仕入れをおこなうこと。
仕入れの一括管理によって仕入れ業務にかかるコストの低下、商品原価をさげることが見込める。

生鮮EDI

Electronic Data Interchange の略。
生鮮商品取引に関する情報を標準的な書式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み。受発注や見積もり、決済、出入荷などに関わるデータを、あらかじめ定められた形式にしたがって電子化し、専用線やVPNなどのネットワークを通じて送受信する。データ形式やネットワークの接続形態は業界ごとに異なり標準化が進行している。

建値 (メーカー希望小売価格)

小売業者以外のメーカーや、輸入代理店などが商品にあらかじめ設定した販売参考小売価格のこと。
メーカーが小売業者に販売価格を指定ことは独占禁止法により禁止されているため、あくまでもメーカーなどが希望する小売価格で、店舗での販売価格を拘束するものではない。

粗利益高

売上高から売上原価を差し引いた差額。
売上総粗利益高ともよばれる。

粗利ミックス

粗利益率の高い商品と低い商品を組み合わせ一定の利益率を確保する手法。
粗利益率の低い商品により低価格を印象づけ、粗利益率の高い商品により利益を確保することにより集客を確保する。

インセンティブバックマージン(販売推奨金)

メーカーが販売数量に応じて小売店に代金を支払うこと。

オープン価格

メーカーや輸入元がが定価を定めず、小売段階で販売価格を設定する方式。
家電製品など値引きによる競争が激しい商品などに適用されている。

買取仕入

小売業者が卸売業者に商品を注文し、買い取る仕入方法。
買取仕入れでは、商品は、卸売業者へ返品することができず、卸売業者は返品のリスクがないため、卸売価格を低めに設定することが多い。

慣習価格 (カスタマリープライス)

消費者が特定の商品に対し、慣習的に認識している価格設定のこと。
缶ジュースなどの消費者の心理に固定化された価格などが典型例で、この慣習価格が定着された商品の価格の上昇に消費者は敏感に反応する。

現金仕入

仕入値を抑えるために現金決済で仕入をおこなうこと。
ディスカウントストアなどが多く活用している。