流通BMS

流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards)の略。
流通事業者(メーカー、卸、小売)が統一的に利用できるEDIの標準仕様をいう。経済産業省の「流通システム標準化事業」により、2007年5月に制定された。流通BMSに対応することで流通事業者は、発注、出荷、受領、検品、請求などのデータを高速かつ低コストで交換することができる。
JCA手順に代わる手段として流通BMSではインターネットを採用し、通信時間の短縮や通信コストの削減、モデムも不要、漢字や画像も送信可能となった。

BMS

流通BMS参照

EDI

生鮮EDI参照

GLN

Global Location Number の略。
EDI(企業間電子データ交換)等に利用できる国際標準の事業所コード。
全体を「GS1事業者コード(JAN企業コード)」+「ロケーションコード」+「チェックデジット」の14桁で表示します。
GS事業者コードは流通システム開発センターから貸与され、ロケーションコードは貸与を受けた各登録事業者が設定します。

JANコード

Japanese Article Number コードの略。
POSシステムをはじめ、受発注システム、棚卸、在庫管理システムなどに利用されている商品識別コード及びバーコード規格の一つ。

ユニット・プライシング (単位価格表示制度)

重さや容量などの単位当たりの価格を表示する精度。

流通システム標準化事業

流通業界において小売から卸・メーカへのEDIは特にEOSと呼ばれ、1980年に制定されたJCA手順をベースにしたデータ交換であるが、現在も主流となっている。
しかし、旧式であるため、さまざまな問題点(通信速度が遅い、電話回線でネットワークにつなぐための通信機器が入手しにくい、漢字や画像が送れない等)があり、これらの解決のため、2004年より経済産業省の事業として流通業界次世代EDIの検討が開始された。
この事業は、「流通サプライチェーン全体最適化促進事業」、と「流通システム標準化事業」にステップが分けられ、2005年から始められた「流通システム標準化事業」では実運用への移行のための実証実験が行われた。

帳合

現金・商品と台帳の照合、自社の帳面と他社の帳面を照合して確認すること。
小売店と卸売業者で取引関係があること。

ノー・プリント・プライス (NPP)

商品の販売に際して、商品やパッケージに標準小売価格、メーカー希望小売価格などの価格を表示しない方式のこと。
過度な値引き競争による慢性的な値崩れの防止策として期待が持たれている。

仕切り価格

価格条件以外の条件を優先し、価格を指定しないで注文した祭に実際に取引が成立した価格。