2015年9月30日

商品分析システム SEILプロダクト/SEIL推進部

みなさんこんにちは、SEIL推進部の野山です。

段々と過ごしやすくなり、すっかり秋めいて来ましたね、みなさんの地域ではいかがですか?

前回のシーズン1の初回は「SEIL推進部」って何? 「SEILプロダクト」って何? から始めSEIL推進部が提供するPOS分析システム「SEIL MD Go!」のさわりをお話させていただきました。

今回のシーズン1 第2回では食品スーパーマーケット様でのPOS分析の実態に迫って行きたいと思います。

 

☆ POS分析って何?

さて、みなさん「POS分析」って、一体何でしょう?

食品スーパーマーケットの店頭にあるPOSレジスター(POSシステム)から得られる情報は「何時(日付・時間)、何処で(店舗)、何が(商品)、何個(数量)、売れたか」です。

このPOSシステムから得られた情報を利用した「POS分析」というと、すぐに思いつくのが「商品(単品)が何個売れたかを分析する、単品管理(単品分析)がPOS分析である」という概念です。

元来、「POS分析」というと単品管理という概念が根づいているようですが、この単品という言葉が曲者です。

単品という呼称とは別にSKU(Stock Keeping Unit)という呼称があります、SKUとは商品管理上これ以上細かく区別のできない最小の商品の単位であり、食品スーパーマーケットで販売されている商品そのもの単位と言って良いでしょう、そのSKUを一定の基準であるコンセプトに基づいてくくった最小の商品分類のことをカテゴリーまたクラスと呼んでいます。

食品スーパーマーケットには約12,000~15,000SKUの商品が店頭に陳列され、日々販売されています、この15,000SKUにもおよぶ商品を分析することが「POS分析」でしょうか。

食品スーパーマーケットの15,000SKUにもおよぶ単品管理は無駄な労力を費やす事が多く、効果の面でも曖昧な結果しか生まれません、「POS分析」で言うところの単品管理とは効果測定のできる商品分類(アイテム)管理であると位置づけることが重要なポイントとなります。

それでは、実際の食品スーパーマーケットの実態を見てゆきましょう。

下のグラフは客数2,000人弱の標準的な食品スーパーマーケットの1日の売上SKU数と売上構成比を表したものです。

実際に約12,000SKUが陳列されているこの店舗でも1日に販売されるSKU数は僅か3,000~3,500SKUにすぎないのです、残りの8,000~9,000SKUはお客様の手に取られていないのが現実なのです。

画像①

【標準的な食品スーパーマーケットの1日の販売SKUと売上構成】

 

売上構成比で見てみると、上位200SKUで50%を超え、900SKUで80%を占めています。

残りの20%を約2,400SKUの商品で構成し全体の売上を支えているのです。

12,000SKUの品揃えをしている食品スーパーマーケットでも、日々実際に販売されている商品は3,000~4,000SKUしかないのは驚きですね。

同じ店舗の1ヶ月の売上SKU数と売上構成比を見てみましょう。

画像②

【標準的な食品スーパーマーケットの1ヶ月の販売SKUと売上構成】

 

この店舗では1日平均3,000~3,500SKUの売上を1ヶ月間繰り返すことにより、1ヶ月間での販売SKU数(出現SKU数)は約10,000SKUに登りました。

売上構成で見ると300SKUで40%、500SKUで50%、2,000SKUで80%となっています。

不思議なことに、この数値は食品スーパーマーケットならどの企業でもほぼ同じ数値を示すのです。

これらの数値から見て、主力商品といえるのは約500SKU、準主力といえる商品が1,500SKU程度と考えられます、残りの約10,000SKUは定番商品および品揃え商品と言われている商品になります。

ただし、この10,000SKUからなる定番商品および品揃え商品が食品スーパーマーケットの魅力を支えている重要なファクタであり、日々の売上に貢献していることを忘れてはなりません。

しかしながら、冒頭でも述べたように15,000SKUの単品分析を実施することは前出のグラフでの説明でも分かるように無駄な労力を費やす事が多く、効果の面でも曖昧な結果しか生まれません

そこで、「POS分析」とはSKUを一定の基準であるコンセプトに基づいてくくった最小の商品分類(カテゴリーorクラス)単位で実施する「カテゴリー分析」がもっとも有効と考えられます。

一般的に食品スーパーマーケットの商品分類は以下のようになっています。

 

生鮮・グロッサリー < 大分類(部門) < 中分類 < 小分類 ・・・

 

商品分類は単純に詳細な分類に分けるだけではなく、「POS分析」実施後に売場にアクションを起こし、その効果の現れる単位に分類することが必要となってきます。

実際には人が分析し、アクション後の効果を判断するわけですので、この商品分類を300~500程度に絞ることが重要なポイントとなってきます。(中分類の各部門の総和が300~500程度が望ましいでしょう)

分析効果の効果測定が出来る商品分類をつくり上げることが「POS分析」のスタートとなります。

さて、「POS分析」と言っても幾つかの分析手法があります、代表的なものでは「ABC分析」や「トレンド分析」などでしょう、食品スーパーマーケットで利用されている「PI値」を利用した「PI値分析」もその手法のひとつと言えます。

「PI値」と一般的に呼ばれている指標は正確には「数量PI値」のことで、100人単位や1,000人単位での購買数量を指標化したものです。

 

・「数量PI 値」 = 買上数量 ÷ 客数 × 100人(1,000人)

 

「PI値」には「数量PI値」だけではなく数種の「PI値」があり、その中のひとつに客単価を示す、「金額PI値」があり、これも重要な指標のひとつとなります。

 

・「金額PI値」 = 売上金額 ÷ 客数

 

これらの「PI値」と客数や平均売価などを組み合わせて分析する手法が「PI値分析」というものであり、食品スーパーマーケットにおける「POS分析」の手法として効果を上げているひとつです。

次回のシーズン1 第3回では、分析手法である「PI値分析」に的を絞って、解説して行きたいと思います。

 

☆終わりに

SEIL推進部が取り扱う「分析システム」には「POS分析」と「ID-POS分析」の2種類があります。

それぞれ、データの発生元は食品スーパーマーケットの「POSレジシステム」から得られるのですが、その分析手法は全く違ったアプローチ方法を取っています。

SEIL推進部が発信するシーズン1~シーズン3までのブログの中で順次、紐解いて行ければと思っています、今後の展開にご期待ください。