2015年3月31日

欧州小売業視察①

皆様こんにちは、東日本リテイル営業部の高橋です。

今回弊社リテイル営業部の卸向けサービスを担当しておりますYが欧州の小売業の実態を知り肌で感じるという目的で大手卸様ご出資企業様企画の欧州視察、セミナーに昨年末行って来ましたご報告をさせて頂きたいと思います。

皆様もご承知のことだとは思いますが欧州の小売業はPB商品の割合が多いですよね。
なんと約35%もPB商品が占めているそうです。
後、欧州の小売市場の特色としましては寡占市場であるということがあります。
イギリス、オランダ、フランス、ドイツでは上位5社の小売業社にて売上の半数以上を占めているそうです。
さらにイギリスに至っては上位5社で80%を超えるという寡占市場となっています。
日本の小売市場とは大きく異なっていますよね。
理由として考えられることは、
①地理的文化的多様性が少ない
②卸売業の発展度合いが低い
③上位小売業が革新的である。
ということなどが挙げられています。

卸業者の発展度合いが低く、寡占市場の中で自社の特色、他との差別化を図るために、欧州ではPB商品が
数多く台頭しているのでしょう。
今回は欧州小売業の視察ということで、イギリス・オランダ・フランスの実際の店舗を視察しました。
その中でイギリスのスーパーマーケットの幾つかの事例のご紹介させて頂きます。

 

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まずはイギリスのWaitrose(ウェイトローズ)を視察しました。
日本の高価格帯商品を扱うスーパーマーケットのような形態でした。
ここはPB比率50%と半数を占め、同一品目の中でも価格にバリエーションをもたせて幅広くPB商品を展開しているそうです。
PB商品において価格に幅を持たせていることも欧州の小売業の特色だそうです。
日本でも今PB商品は数年前と比べると店頭でよく目にするようになったとは思いますが欧州と比べるとまだまだPB商品の割合が低いですよね。
あと、日本とは異なり精肉のパック売りは見られませんでした。これは日本独特のものなのですね。

他にもMARKS&SPENCER(マークス&スペンサー)、Sainsbury’s(セインズベリー)TESCO(テスコ)を視察しました。
マークス&スペンサーは高品質の商品を取り扱い店舗としては日本でいうデパートや百貨店に店舗を展開しているようなスーパーでした。
特徴としましてはほぼPB商品が売り場を占めていました。なんとほぼ100%ということだそうです!
NB商品と類似の商品も見られましたが基本PB商品が売り場を占めています。
PB商品の割合が高いことはその店舗でしか手に入れることが出来ない商品の希少性を消費者に与えることが出来まよね。
その他店舗内には惣菜系の商品が豊富にありました。
イギリス人の方々はあまり料理をされないと聞いたことがありますが、そういうことも影響しているのかも知れません。

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セインズベリーの店舗は一般大衆向けスーパーマーケットとして展開しています。
価格重視の商品が多く大手メーカー商品に関して他社より安ければ差額分キャッシュバック等のシステムもあるそうです!!
こちらについては次回のブログでその仕組みをご紹介させて頂きます。

テスコは皆様ご承知の通りイギリスで最大の食品小売業ですね。
小売業の他に銀行等の展開も行っているそうです。
テスコは特にPBに力を入れておりPB商品の品質を3つのカテゴリーに分け展開しています。
①低価格の割りに質の良い商品
②NB類似品のNBより価格を安く品質を高くを訴求している商品
③テスコPBの最高級の商品
以上の3つのカテゴリーにてテスコPB商品を展開しています。

さらに品質以外にもカテゴリーとして健康志向訴求PB、子供向けPB等を展開しています。
非常にバリエーションが多くPB商品シェアが高い理由が伺えますね!

このように欧州の小売業においてはPB商品の非常に重きを置いているのが分かりますよね。
消費者にとってNB商品よりPB商品が浸透しているのが現状なのかもしれません。
次回は今回の視察にて訪れたオランダ、フランスのスーパーマーケットのご紹介と合わせてヨーロッパでの小売業の商品以外の特色、トレンドをご紹介させて頂きます。